これからバレエを始めてみたいけれど、いろいろ分からないことだらけで不安…という方も多いのではないでしょうか
私は18歳からバレエやダンスを習い始めました
実はダンス系の習い事に慣れている人なら当たり前のことが分からず、たくさん失敗をしました
そこで今回は、大人からバレエやダンスを習いたい初心者の方向けに『レッスンマナー基本のキ』まとめてご紹介します
この世界に飛び込んでしまえばいずれ知っていくことばかりです
ですが、事前に知っておきたい!という初心者の方に向け、できるだけシンプルにまとめています
バレエもダンスも、とても楽しく一生の趣味になります
迷った結果、あきらめるのではなく、ぜひ一歩挑戦して欲しいと私は思っています
今回の記事がそのお手伝いになれば嬉しいです!
私の失敗談もご紹介します!
【大人バレエ初心者】これだけは知っておきたいレッスンマナーの基本
壁一面の鏡と、年齢も職業もバラバラだけれど同じ趣味をもつ人が集まる場所
それがバレエ・ダンススタジオです
外から見ると少し独特の雰囲気があるため、興味があるけれど今一歩、勇気がでない…と諦めていませんか?
- 何を着ればいいの?
- シューズは必要?
- どうやって決めたらいい?
- 人間関係はどう?
- 先生との付き合い方は?
実はこれらを全て乗り越えてレッスンに通うのは、ハードルが高いもの
体験申し込みから入会検討までを、順を追ってご紹介します!
トレ子は、いろいろなスタジオの体験情報を集めることから始めました!
まずはここから!体験申し込み
まずどこで体験を受けるかを決めましょう
この時、スタジオ数そのものが少ない地域の人は選択肢が少ないかもしれません
習い事となると定期的に通います
良い先生や良いスタジオがあれば遠方までがんばって通えます
ただあまり分からず、選択肢が少ない場合は、出来るだけ通いやすい立地がお薦め
ただスタジオが多い地域の人は、いくつ体験を受けてもOKです
より相性の良いスタジオ、クラス、先生と出会うために、遠慮なく複数の体験を受けましょう
ただしたくさん受けすぎると選べなくなるので、まず3~4つ体験を受けてその中で候補を絞るのがお薦めです
正解はありませんので、家からの距離、クラスの時間帯、先生やクラスの雰囲気を総合して、最後は直感です!
トレ子は、はじめは自転車で通える近所のスタジオに通いました。大人の習い事は、掛け持ちや教室を変わることも視野にいれて大丈夫なので、まず気楽に決めましょう!
どのスタジオにするかどうしても決められない…いつから始めるか決まらない…
そんな時は、占いで運勢を聞くのもお薦めです
誰かに背中を押してもらえると決めやすいですよ!
レッスンウェア
体験が決まったら、ウェアを用意します
この時、何を着れば良いの…と悩む人が多いのですが、1つの目安が『悪目立ちしない恰好』です
よく「動きやすい服装」と書かれていますが、これが要注意です
動きやすい服装と聞いて、ダボダボのTシャツとジャージを選ぶ人も多いもの
実はその恰好が、バレエレッスンだと逆にとても目立ってしまうのです!
初心者、体験だからこそ、悪目立ちは避けたいですよね
お薦めは、自前で揃えられつつ、クラスに馴染む格好
私の経験上では、大人バレエ体験の場合は、ダボダボウェアを着るならランナーウェア風がお薦めです
●お薦め
- ランニングウェアのようなスッキリした格好
- 適度にフィットしたTシャツ
- 丈はウエスト辺りまでが〇
- タイツ+ショートパンツOK
- 足元 靴下OK(スタジオに要確認)
ある程度スッキリしたTシャツと、足元はタイツやスパッツ、そこにショートパンツを合わせます
インナーはブラトップでOK
つまり、腕・ウエスト・ボディライン・足元がある程度すっきりしている格好ですね!
●NG
- ダボダボのTシャツ
- ジャージ
- フード付きパーカー
先ほども書きましたが、バレエレッスンではこうした格好はとても目立ちます
(ジャズダンス系はOKです)
また、バレエでは様々な動きをするので、フード付きのトップスも避けるのが賢明です
どうしても心配な場合は、見学→体験とステップを踏むと安心です。「はじめの30分ほどしかいられないのですが…」と伝えておけば、適度な所で切り上げることもできます!
初心者さんは特に注意!レッスンスカート着用時
体験後のお話になってしまいますが、引き続きウェアについての注意点です
大人バレエ初心者の方に多いのが、レッスンスカートを通常スカートのように履いてしまうこと!
レッスンスカートはあくまでもその他のウェアを着た上で着用してください
- タイツを履かずにレオタード+レッスンスカート
- レオタードの上からタイツ+レッスンスカート
これらはNGです!!
基本は、
タイツ+レオタード+巻きスカート+Tシャツなど
※タイツ:ピンクタイプ推奨
本当にまれに、レッスンスカートのNG着用をしている人がいらっしゃいます
そして周りの人は、気づいていながらそのまま…という場面も多いのです
なぜなら、それをあえてしているのか知らずにしているのかを計りかねているので、声をかけにくいのですね
大人からバレエを始めると、こういったことを知る機会は少ないのが実情です
迷ったら、タイツ+レオタードは基本のキと覚えていてくださいね
その上で、ショートパンツやレッスンスカートを着用しましょう
親切なお教室は「ウェアの着方キホン」といった冊子を配っていました!
大人バレエレッスン基本のキ
次は、レッスンの基本のキをご紹介します
スタジオごとに多少の違いがありますが、それ以前の根本的マナーやレッスンの流れを抜粋してご紹介します
難しいことはありませんので、ご安心くださいね
レッスン前
多くのスタジオはレッスン30分前から受付開始です
出来れば20分前を目途にスタジオへ行き、空いている更衣室で慌てず着替えるのがお薦め
落ち着いてレッスンを受けられる場所で準備体操をして待ちましょう
トレ子の失敗:生まれて初めてバレエ体験へ行った時。どのくらい前に行けばいいか分からずレッスン開始時間にスタジオへ行ってしまいました!もちろんレッスンは始まっていました…
どのくらいの時間に行けば良いか迷ったら、先生や受付の人に確認しましょう!
NGは30分以上早く行くこと
更衣室やスタジオは休憩所ではありませんので、スタジオで休もうと考えるのはお薦めしません
※通い慣れるとこうした面にゆるみが出るので、気を付けましょう
レッスン中
バレエはストレッチ→バーレッスンの流れが基本です
この時のお薦めは、後ろ列の真ん中にいること
端っこよりも真ん中あたりをキープするのがお薦めです
初心者だと遠慮をして端っこに行きたくなりますが、真ん中が良い理由があります
その理由が、下の写真のように左手でバーを持つところからバーレッスンが始まるからです
もしスタジオの端をキープしていると、バーレッスンの先頭になってしまいます
つまりストレッチが終わり、いざバーレッスンとなり左手でバーを持った時…
目の前に誰もいない状態になります!!
左手でも右手でも、バーを持った時に経験者の人が前後にいる位置が「真ん中」です
初心者指導に慣れている先生だと「ここに入れてあげてね」「この位置でしましょう」など、指示をしてくれます
その場合は、先生の指示に従いましょう
また優しい経験者の人が多いクラスだとバーの真ん中に入れてくださることがあるので、そこも遠慮せず入れていただくのがお薦めです
初心者の内はとにかく「バーは真ん中」がお薦めです!
レッスン後
多くのスタジオは、レッスン後に軽くスタジオ掃除をします
(次のレッスンが連続である場合はないことが多いです)
モップをかける、レッスン雑巾を洗う、片づけるなど大抵は数分で終わります
知らずにいると掃除をせずに着替えに行ってしまうこともあり、それがきっかけでスタジオに馴染めないケースも…
それは避けたいですよね
レッスン後は掃除の時間があるかもしれない、ということだけ念頭に置いておきましょう
また、レッスン後の更衣室はとても混みます
特に次のクラスがある場合は、レッスン後とレッスン前の人たちでごった返すことも多々
レッスンに行く日は、出来るだけ着替えやすい恰好がお薦めです
サッと着替えて、少しでも早く更衣室の場所を空けるなどの気遣いもできると良いですね!
レッスンメイトとのお付き合い
大人の習い事は、本当にいろいろなタイプの人がいます
それは大人バレエも同じです
マイペースにバレエを楽しみたい人から、大人バレエコンクールに出たい人、発表会は必ず出る人から一切でない人も様々です
レッスンに通いながらそうした人と会話をすることで、自分の大人バレエへのスタンスも分かってきます
はじめは色々な意見やレッスンの通い方に戸惑うかもしれませんが、大丈夫です
ゆっくりと周りの様子を見ながら、自分のペースを見つけましょう
挨拶、片づけや掃除を手伝うなどを大切にしていれば大丈夫です!
先生との関係の築き方
実はバレエの先生になるのに資格は必須ではありません
小さなころからバレエをしていてそのまま指導者になった…という先生も多いのです
ですから、個性的な人が多いことも事実
私は、はじめからいくつかのお教室を掛け持ちするのも悪い事ではないと思っています
オープンクラスのあるカルチャースクールで何人かの先生に教わったのち、お教室に通うのもOK
いくつかのクラスを平行して、最終的に「ここで続けたい」と思えるスタジオに決めるのもお薦めしたいです
お教室の先生とうまくやっていかなければ…と考えすぎると、しんどくなることがあります
大人バレエの良いところが、お教室にしばられなくて良いことです
もちろんあまり頻繁に変わったり、礼儀を欠いた辞め方はお薦めしませんが、あくまでも習い事の先生と生徒としてお付き合いをすればOKです
発表会に誘われた!どうする?!
多くのお教室では定期的に発表会が行われます
レッスンに通い始めるとそのお知らせがあったり、先生から直接、誘われることもあります
その時は、一度しっかりと考えましょう
正直に言いますと、発表会はとてもとても大変です
振付を覚える、立ち位置を覚える、移動を覚える、どの袖から出ハケをするか覚えるなど覚えることが一杯です
また、衣装、小道具、アクセサリー、メイク、裏方のお手伝いなどもあります
また、仕事・家事・レッスンに加えて、普段のレッスン後や土日にリハーサルが入りますので、スケジュール帳は真っ黒になるはず
体力的にも時間的にも、余裕はほぼなくなります
自分の気持ちやキャパと、よく相談してから決めましょう
また初心者の方は、発表会がどの季節に行われるかもチェックしましょう!
例えば、発表会が秋にある場合、リハーサルは真夏に集中的に行われます
そうなると、真夏の過密スケジュールを乗り越えられる体力気力があるかどうかも、視野に入れる必要があります
疲労がたまるとケガをしやすいので、そういった面も含めて検討することが大事です
とはいえ、発表会はそれらすべてを置いておいても「出て良かった!」と思えるもの
発表会は逃げませんので、焦らず考えることがお薦めです!
一度、舞台で踊ると、やめられなくなる人が続出している理由がわかりますよ!
まとめ
細かいルールや決まり事は各スタジオによって変わります
ただ基本のキを抑えていれば、どこでも楽しくレッスンに通えます
バレエもダンスも、本当に楽しく、一生続けたいと思える素敵な習い事です
ただ、スタジオの雰囲気や人間関係で続けにくくなる人が多いのも事実です
まず今回ご紹介のマナー基本のキに気を付けてみてください
それでも今のしんどさを何とかしたい場合は、誰かに話を聞いてもらいましょう
カウンセリングのハードルが高ければ、気軽に話せる電話占いがお薦めです
気持ちを話せて、適度なアドバイスをもらえるだけで、こうしてみようああしてみようと元気も出てきますよ
少しの工夫と豆知識で、どうぞ楽しいバレエライフを!