最近、太ってきた…お腹周りが気になる…
そこで、ダイエット目的でピラティスを始めようと考えている人も多いと思います
でも「ピラティスって、本当に痩せるの…?」と迷っていませんか?
今回は、ピラティスインストラクター15年のトレ子が『ピラティスとダイエット』をご紹介します
そもそもピラティスって何?という所やダイエットについても解説します
これからピラティスを始める人の参考になれば嬉しいです
ピラティス、お薦めですよ!!
ピラティスって痩せないの?向いている人や効果は?【アラフォーダイエット】
ピラティスは、1920年代にドイツ人のジョセフピラティス氏が開発したエクササイズです
元は負傷兵のリハビリでした
ピラティスでよく見かけるマシンは、病院のベッドやスプリングを利用したことから、発案されたと言われています
その後、リハビリにとどまらず、ダンサーのカラダ作りとして
それから、ダイエット・ボディメイクに良いと取り入れられることが増えています
こうしてリハビリを元に100年ほどかけて時代に合わせて様々に発展してきたのが、ピラティスなんですね!
最初から、ダイエットやボディシェイプ目的の運動ではなかったんですね♪
ピラティスの効果
ピラティスで主に鍛えられるのは、インナーマッスルといわれる部分です
インナーマッスルは体の奥深い所にある「深層筋」と呼ばれるところ
体幹・骨盤底筋群・呼吸筋群などが有名ですが、お腹周りにある腹横筋や背中側にある多裂筋など多数あります
インナーマッスルを使えると、体を内側から支える力がつきます
姿勢がよくなったり、様々なコリから解放されたり、疲れにくくなったりと良いことだらけ
そんなインナーマッスルに、分かりやすく働きかけることが出来るのが、ピラティスです
インナーマッスルを鍛えよう!と言われても、よく分からないですよね
インナーマッスルとアウターマッスル
インナーマッスルは深層筋、アウターマッスルは「表層筋」です
アウターマッスルの力がついていると、体を動かす時に大きな力を出すことができます
また骨や関節を動かし守る役割も持ち、インナーマッスルと違う面で大切な筋肉群となっています
ただし運動が苦手な人・ケガをしやすい人には、筋肉が働く順番に特徴があります
アウターマッスルが先に働きインナーマッスルが後、になる点です
アウターマッスルだけが強くなりカラダを内側から支える力が弱いと、ケガをしやすくなるのですね…!
またアウターマッスルは、トレーニング効果や鍛えている実感が分かりやすいので、ついそちらを選びたくなりますが…
実際には、どちらのトレーニングを優先すると良いかは、個人差大!
だからこそこれまで意識してこなかった人ほど、インナーマッスルトレーニングを取り入れるのがダイエット面でもお薦めです
トレーニングをしているのにケガが多い人は、インナーマッスルが必要です
ピラティスとダイエット
ピラティスは、インナーマッスルに働きかける運動とご紹介しました
ただインナーマッスルは目に見えないので、どのような運動でどんな効果があるか目で確認できません
とはいえ、良い姿勢を保てると、それだけで日常の体の使い方がかわり、脂肪や筋肉の付き方も変わります
ピラティスのダイエット効果は、そうした体のアライメント(位置配列)を整えることで結果的に得られるものです
頭が前に出ている、猫背、膝が反るなどがクセになっているなら、それを整えると、そのために使われる筋肉が変わります
体にとってムリがない良いアライメントに整えると、筋肉も必要なところが使われます
ピラティスの感想に多い「体重が同じなのに痩せたように見える」は、こういった所からきています
また、アライメントが整うことで疲れにくくなった結果、運動意欲が増すケースも多々あります
その結果、ムリなく運動量が増え、ダイエット成功!となるのですね
ピラティスは、キレイなスタイルを手に入れつつゆっくり痩せたい人にお薦め♪
ピラティスに向いている人
インナーマッスルに働きかけ、体のアライメントを整えるピラティス
一見、難しそうに思われるかもしれませんが、元はリハビリから発展しています
つまり、動きは地味だけれど、難しくなく柔軟性もほぼ必要ありません
じっくりと、カラダを整えながら痩せたい人や、体重も落としつつ姿勢をよくしたい人にお薦めです
別名『考えるエクササイズ』と呼ばれていることもあり、考えながら、理解しながら動きたい人にも向いています
カラダの固さを気にせずできる動きが多いですよ♪
ピラティスに向いていない人
一方、地味でじっくりと動くピラティスは、動きが分かりにくく捉えにくいのも特徴です
短期間で大幅なダイエットが必要な人や、滝汗などダイエットをしている実感が欲しい人には、あまり向いていないかもしれません
どちらかというとトレーニング要素も多く、ストレッチ系が好きな人も合わないことがあります
またじっくり体と向き合うため、静かな時間が流れます
楽しい音楽で動きたい、マットでじっとしているのは苦手…という人も、ピラティスを楽しむには一工夫必要かもしれません
好きな音楽を流すなど、ダイエットは自分が楽しめる環境も大事ですよ♪
マシンピラティスとマットピラティス
ピラティスは、マシンピラティスとマットピラティスがあります
どちらの方がダイエット効果があるの?どちらが痩せるの?と悩む人も多いと思います
ダイエット効果としては個人差が大きく、決めることができません
まずマシンピラティスは、難しそう…と思われがちですが、そうではありません
マットは自分の感覚のみで動くので、実はマシンピラティスのほうが分かり易いとも言われています
スプリングのバネが負荷になるので、どこを動かして使っているかが、わかりやすいのですね!
一方、マットピラティスは、どこでも出来ます
レッスンで教わったことを自宅で復習できますし、公民館などでも開催していて、ハードルが低いのが特徴
ピラティスをやってみたいと思った時に始めやすく、そこからスムーズにダイエットを始めることも出来ます
出来ればどちらも一度試して、体の中心がポカポカする感覚がよく分かるほうを選びましょう
何となくでも、インナーマッスルを使っていると思えるほうを選ぶのがお薦めです!
インナーマッスルを働かせると、カラダの内側からポカポカしてきます♪
対面ピラティスとオンラインピラティス
ピラティスは、リハビリから発展していることもあり、実はマンツーマンが基本です
せっかくなら、じっくり基本を理解しつつピラティスをしたい人は、対面レッスンがお薦めです
とはいえ、お住まいの地域によっては通える場所にスタジオがない人も多いと思います
そんな時は、オンラインフィットネスからピラティスをスタートしましょう!
オンラインって分かりにくくない?と躊躇している人も安心してください
オンラインは、細かい部分をアップで確認できたり、わかりにくかった所は繰り返し見ることが出来ます
写真のようなプランクも、1人でするのと、画面越しにインストラクターに応援してもらうのとでは、ヤル気が変わりますよね
ダイエットのためにピラティスをする場合、継続が一番のポイント
定期的に続けられる環境を選ぶことが、ピラティスダイエット効果を出す鍵です
週1~3回をコンスタントに続けられると良いですね♪
▼マシンピラティスはこちらにまとめています!
ピラティスの注意点
ピラティスは、仰向けやうつ伏せ、四つん這いなどの動きが多いです
マシンピラティスでは、立って動くこともありますが、やはり基本は座ったりうつ伏せです
つまり、下半身に負荷をかける動きは少ないのが特徴です
人によっては脚のトレーニングを増やすほうが、ダイエット効果が出やすい人もいます
ピラティスを続けていてもなかなかダイエット効果が出ない時は、スクワットや階段を使うなどを増やす必要があるかもしれません
または立つ動きもあるピラティスレッスンに参加するなど、一工夫が必要なことも覚えておきましょう
ピラティスに通いつつ、おうちでスクワットをしたり、階段を使う量を増やすのもお薦めです♪
まとめ
ダイエット目的でピラティスを始める人も多い一方、痩せないからと辞める人もいます
ピラティスはダイエット面での即効性は低いかもしれません
ですが、姿勢が整ってキレイなスタイルを手に入れつつムリのないペースでカラダを絞れる運動です
私はピラティスと出会って15年になりますが、あの時ピラティスを始めて本当に良かったと思っています
コリや痛みに悩まされたり、姿勢の悪さに悩むことがないからです
長い目で見るほどピラティスはお薦めですので、ぜひこの機会に健康とキレイスタイルを手に入れてくださいね!