ピラティスをはじめるきっかけとして、姿勢を良くしたい人も多いと思います
ピラティスは体幹を使えるようにすることで姿勢や柔軟性の向上を目指していますが、中でもPHIピラティスは姿勢矯正に重点をおいた流派
姿勢の悪さが悩みという人の役に立ちたい!とピラティスインストラクターを目指す人には相性のいいピラティス資格と言えるでしょう

それぞれの違いが分かると、どのピラティス団体がいいか選びやすいですね!
PHIピラティスとは?特徴と内容、費用を解説【ピラティス資格講座】
PHIピラティスは、ジョセフピラティス氏考案のリハビリテーションとコンディショニングとしてのピラティスを正しく継承している団体の1つ
アメリカを拠点にしたピラティス教育団体です
姿勢改善・機能解剖学に強みがあり、リハビリテーションに重点を置いています
PHIピラティス養成講座の特徴
養成コースは、8つの基本一般コースと特別コースがあります
機能解剖学の基本や姿勢改善の方法を中心に学び、認定インストラクターになると講師一覧に掲載されます
エクササイズを理解しやすくするためのプロップス(アイテム)や、タワー(マシン)を用いた指導も習得します
PHIピラティス養成講座の内容
▶養成コース
- マット Ⅰ/Ⅱ インストラクターコース
- プロップス インストラクターコース
- バレル インストラクターコース
- チェア インストラクターコース
- タワー インストラクターコース
- リフォーマーⅠ インストラクターコース
- リフォーマーⅡ インストラクターコース
- リフォーマーⅢ インストラクターコース
- ユアバックコース(特別コース)
マット Ⅰ/Ⅱ インストラクターコース
PHIピラティスをはじめて受講する場合は、マットまたはリフォーマーⅠコースから受講
マットコースに合格したのちは、その後すべてのコースを受講可能です
プロップス インストラクターコース
オンライン受講可能
フォームローラー・ピラティスリングを使用したピラティス指導を習得
グループ指導を検討している人にもお薦めです
バレル インストラクターコース
オンライン受講可能
バレル(スパインコレクター)という、脊柱と股関節へのアプローチに特化した運動指導を習得
チェア インストラクターコース
特殊なバネが使われた器具を用います
主に体幹筋群の使い方を認識できるようなピラティス指導を習得
タワー インストラクターコース
キャデラックやタワーを使用したピラティス指導を習得
タワーは注意深い指導が必要のため、見様見真似の指導は厳禁で養成コースの受講必須です
リフォーマーⅠ インストラクターコース
500種類のエクササイズの中から基礎的なエクササイズを習得
PHIピラティスがはじめてでも受講可能ですが、プロップス・バレルはマットコース受講後のみ可能となっています
さらにPHIピラティスインストラクター資格保有者、または以下の資格保有者のみ等の受講資格があります
(⇒医療・保健分野に関連した国家資格、健康運動指導士、NATABOC-ATC、JASPO-AT、JATI-ATI、PHI以外のピラティス資格保有者)
リフォーマーⅡ インストラクターコース
リフォーマーⅠよりもパワフルなエクササイズを習得
リフォーマーⅢ インストラクターコース
リフォーマーⅠ、Ⅱの延長ではなく、リフォーマーマスターを目指したオリジナルのリフォーマーエクササイズを習得
ユアバックコース(特別コース)
オンライン受講可能
2012年に考案された、マットとゴムバンド・ボール使用のエクササイズを中心としたピラティス
特に腰背部に痛みを持つ人に向けた指導を受け持つことの多いインストラクターにお薦めです
PHIピラティス養成講座の費用、時間、認定試験、更新
下記は一例です
開催場所・細かな開催時間などはPHI公式ホームページにてご確認ください
▶費用/税込
- マットピラティスⅠ/Ⅱインストラクターコース
254,100円/4日間10~18時(休憩含む)
- プロップスインストラクターコース
115,269円/2日間 1日目11~17時、2日目10~17時(休憩含む)
- バレルインストラクターコース
83,790円(バレル本体なし)136,920円(バレル本体あり)
1日10~17時(1時間休憩あり)
- チェアインストラクターコース
168,840円 1日10~17時(1時間休憩あり)
- タワーインストラクターコース
231,000円 1日10~18時(1時間休憩あり)
- リフォーマーⅠインストラクターコース
231,000円 1日10~18時(1時間休憩あり)
- リフォーマーⅡインストラクターコース
231,000円 1日10~18時(1時間休憩あり)
- リフォーマーⅢインストラクターコース
231,000円 1日10~18時(1時間休憩あり)
- ユアバックコース
113,190円 1日10~18時(1時間休憩あり)
▶認定試験 実技・口頭試問(筆記試験は無し)
▶資格更新 2年に1度、更新要/継続教育単位(CEU)を添えて申請
(CEUを取得できない場合:認定資格失効について請願手続き要)
▶更新費用 不要(2025年1現在)
PHI養成講座のメリットデメリット
▶メリット
- 姿勢改善、リハビリについてのピラティスを深く学べる
- 養成コースが細かく分かれており段階を踏んで進みやすい
- 妊娠.出産.病気.災害などによりCEUを取得申請できない場合は、資格失効を取り消す請願手続きができる
▶デメリット
- 短期間の養成コースが中心のため、ピラティス初心者には高度な可能性がある
- 資格更新に必要な継続教育単位(CEU)を取得・申請する必要がある
- 養成コースをフル受講する場合は、時間と高額な費用がかかる
まとめ
PHIピラティスの認定試験合格率は60~70%と言われており、資格取得の難易度は中程度といわれています
しかし不合格の場合も、1年以内に限り再試験(8,000円/税別)可能です
難易度がある分しっかりと学べ、資格取得後は安心してピラティスインストラクターとして現場にでることが出来るでしょう